サイバーパンクなヘッドセット

これかっこいい。欲しい。
ニコンの画期的モバイル機器『Media Port UP』

信じがたいが、これは本当だ。ニコンは10月7日(米国時間)、主要なメディアプレーヤーの多くに通常見られる機能が多数搭載された、ワイヤレス・マルチメディア・ヘッドセット『Media Port UP』を発表した。電源も機能もすべて単一の頭部装着型ユニットに組み込むことにより、ニコンはヘッドセットの位置づけを、「本体装置に対する有用なアクセサリ」という長年の役割から昇格させようとしている。

ワイヤレスだし、ディスプレイもついてるし、Wi-Fiで通信したり出来るらしい。見逃した映画を移動中に見るのも楽だろうし、飛行機の中で次の会議の資料を確認するようなことにも使えるかも(Wi-Fiが安全上の都合に引っ掛かるかも知れんが)。ナビゲーションとかコミュニケーション向けのメタデータの付加やら表示とかそういう使い方もあるんだろうか。とにかく面白そう。

この機器は、多少おかしな見かけにはなる。だが、長い目で見ればしゃれた方向性にもなりうるかもしれない。

顔の真ん前に位置するディスプレー付きの頭部装着型メディアプレーヤーという事実そのものが、よりダイナミックで魅力的なものと受け取られる可能性があるからだ。使い慣れてしまえばの話だが。

でもおしゃれってことはないんじゃない。「かっこいい」≠「おしゃれ」だと思うし、

私が思うに、日本でまず販売するのは、奇妙なサイボーグが街に出てきたように見られるのに、人々がどの程度抵抗を覚えるかという、現代の社会的通念の境界を実地にテストしようということではないだろうか。

「そういうもんだ」と世間に受け入れられるまでは「何この人いい歳こいてSFごっこですか?」みたいな奇異の眼差しとの戦いになるのは間違い無さそうなようなそうでもないような…