Ph.Dを取得したが

博士志願者、定員下回る=5年連続、入学者は7割未満に−中教審が適正規模提示へ - 時事ドットコム:指定記事

大学院博士課程の延べ志願者数が2004年度から5年連続で入学定員を下回ったことが20日、文部科学省の調査などで分かった。定員が増え続ける一方、修了者の就職難などから人気が低迷し、大学や分野を選ばなければ希望者がすべて進学できる状態だ。入学者は定員の7割を切り、大学経営や研究への深刻な影響が懸念される。

需要と供給の読み違え。ただ一方で、課程に進みやすいこと自体はさほど悪いこととも思わない。失敗しないように、学位取得後どうなるか、というのをある程度イメージしてみる必要があるでしょうな(僕はそうしなかったのでとても苦しんだし今も苦しい;笑)。M→企業→社会人Dというルートもあるしそちらの方が現実的かも?ううむ。
とはいえ少なくとも向こう数年くらいは、新規の学位取得者と数年経験を積んだ若手研究者とで同じ椅子を争うケースが結構出てくるよ、ということは頭の片隅に置いておく必要があると思う。もちろん企業に就職し必ずしも研究でない職に就く道もあり、そちらの方がたぶん間口が広いので、色々な可能性を検討するだけの余地はある(※企業の方が楽、っていうのではなく、大学等のポストほどは飽和していないという意味)。
とりあえず自分は奇跡的に研究者として拾ってもらえて有難いことこの上ない(字面の通り)。まぁ、まだ数年先に路頭に迷っている可能性もあるので油断できないが…。